TT9クラブ・オリジナル品3
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左の写真は、テンダー用薄型を台車に装着するための、挽き物製「軸受けメタル」です。
小さなパーツですが、その効果は小さくありません。
転がり性能は相当改善されますし、耐摩耗性能集電性能にも効果があると思われます。
標準製品は、ロスト製台車枠にそのまま車軸を組込みますが、走行を重ねた後に取り外してみると軸穴はかなり黒く汚れています。電腐・小さなスパーク時の汚れが原因でしょう。
また、ロスト製の部品は真鍮挽き物に比べて金属自体がかなり柔らかくなっています。軸穴部分を挽き物パーツに交換することは磨耗を防ぐためにも効果があります。
前のページの薄型車輪を装着しているテンダー写真には「軸受けメタル」も組み込まれている様子が見えます。
日本最大の旅客用蒸気機関車【C62】は、太いボイラー:大きな上回り、に比べて狭くて足をすぼめた様な下回り、が非常に特徴的です。
 
先輪を薄く表現することによりこの特徴がより際立って見えます。
 
明治以来日本の1067mm狭軌鉄道とその上を走る車両たち独特のスタイルです。
 
 
写真左上:交換前
 
写真左下:交換後
このサイトを通じて「薄型車輪」をご購入頂いた方から、固定レイアウト上での走行についてレポートを頂きました。
 
線路はPECO「Nファイン」ポイントも同じPECO「大型ポイント」上において、無事に通過している、とのことです。
 
標準の1.8mm車輪が通過する環境であれば、「薄型車輪」でも特段の問題は無さそうです。
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