特急「はつかり」が通過していきます。
常磐線ということでしょうか。
幼い頃、クリーム色に赤いラインも鮮烈な「特急電車」は本当に憧れの的でしたが、なかなか乗れる機会はありませんでした。
おっと、この「はつかり」は電車ではありませんね・・・
それにしても大人になった今、超特急の「新幹線」に憧れることはもはやありません。
どうも「仕事」「出張」の匂いの方が強いようです。
大人になった今は、このターンテーブルと扇形機関庫が憧れの的です。
現役の機関区の姿はもはや見ることは出来ませんが、京都の「梅小路蒸気機関車館」にはまだターンテーブルも健在です。
煙の匂いと汽笛の音が郷愁を誘う。
C61、C62などが動態保存されており、ゆっくりと走っています。
単行の気動車(レールバス)がトコトコと走っていきます。
このような風景は今でも地方のローカル線で見ることが出来るでしょう。
戦後の何も無かった時代から経済発展を果たし、皆が豊かになり、モータリゼーションの進んだ現代日本では、地方の公共交通手段が生き残っていくのは本当に難しいことです。
しかしながら都会の人間は、時間のゆっくり流れる田舎の風景に、どこかホッとしてしまいます。