9mmは国鉄・JRその他、在来線の1067mm線路、
12mmは新幹線の1435mm線路、という事になります。
Nゲージ用線路は、「世界標準Nスケール規格」、即ち標準軌1435mm×1/160で設計されていると思われますが、こうして1/120縮尺のTTゲージ線路と並べてみると狭軌1067mmの1/120としてもあまり違和感は無いように思います。枕木間ピッチも丁度よい感じです。
それにしても、こうして見ると随分と線路幅が違う印象です。こんなにも違うのか、と改めて驚く程です。
TTスケールで「ユニスケール・マルチゲージ」の楽しみ方が出来れば楽しいだろうと思います。
即ち、縮尺は1/120で統一させ、線路幅の違うゲージ毎に複数の線路で、例えば国鉄在来線と標準軌の新幹線など、更に森林鉄道などのナローゲージ・・・実物通り違う幅の線路を用意して走らせる訳です。
1/120で762mm軌間のナローは6.5mmの線路が使えるかもしれません。
実物のように、統一された「世界観」の中で、様々な車両模型や鉄道風景を楽しむことになります。
共通の縮尺で、日本型や外国型の車体の大きさを比べて楽しんだり、同一スペース内に異なる軌間の線路を複数敷いて各々の車両を走らせたり。
面倒臭いかもしれませんが、趣味ですから、その「面倒臭さ」がまた楽しかったりするのだ、と思います。
日本では、車体の大きさを「縮尺を変える」事により調整して、共通の線路(9mmや16。5mmなど)に乗せてしまう、という独特のユニゲージ・モデル(NやHO/16番)で発展してきましたが、これからは「ユニスケール・マルチゲージ」の考え方も広まってゆくでしょう。